低用量ピルの効果

低用量ピルとは、は女性ホルモンが含まれている経口避妊薬のことです。毎日一回服用することにより排卵を抑制し、子宮内膜の増殖も抑えます。妊娠を望まない女性が適切に服用することで、性交渉による妊娠を防ぐことができます。低用量ピルを正しく使えば、ほぼ100%避妊できます。また、後ほどご説明するように、生理不順や婦人科系の症状緩和など避妊以外の効果もあります。

1. ゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)を抑える
低用量ピルには「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という2つの女性ホルモンに似た成分が配合されています。服用することで、「女性ホルモンが十分に分泌されている」という信号が脳に送られ、「妊娠した」と認識されます。

その結果、脳下垂体から分泌される2つの「ゴナドトロピン」(FSHとLH)の分泌が低下し、卵胞の発育と排卵が抑制されます。

2. 子宮内膜の増殖を抑える
低用量ピルの服用により、血液中に多くのプロゲステロンが補われるため、エストロゲン作用がうまく働かず、子宮内膜の増殖が抑えられます。

子宮内膜は本来、エストロゲン作用で厚くなり、受精卵の着床を助けますが、増殖が抑えられることで着床しにくい(妊娠しにくい)状態になります。

3. 子宮頸管粘液を変化させる
プロゲステロンの作用により子宮頸管粘液の粘り気が増し、精子が通過しにくい状態となることも、低用量ピルの避妊効果を高めます。